育休明けの不安を解消!仕事の引き継ぎをスムーズに受け取るコツ

目次

はじめに

久しぶりに職場へ復帰する育休明けのタイミングは、期待と同じくらい不安がつきまとうものです。
「どこからキャッチアップすればいい?」「何が変わったの?」「自分の居場所はある?」──こうした不安を和らげるカギは、“引き継ぎを上手に受け取る”ことです。

「復帰=準備してもらった引き継ぎをただ読むだけ」と思われがちですが、実は受け取る側が自分なりにポイントを整理しておくことで、その後のキャッチアップのスピードと安心感が大きく変わります。

この記事では、育休明けに仕事をスムーズに再スタートさせるための“引き継ぎの受け取り方”のコツを紹介します。


「最新の全体像」を把握するところから始める

育休中に担当していたプロジェクトが続いている場合も、完全にチームの体制が変わっている場合もあります。
まず大切なのは、いきなり細かい引き継ぎ資料を読み込むのではなく、“全体像”をつかむことです。

  • チームのメンバー構成や役割がどう変わったか
  • 大きな組織再編やルール変更はあったか
  • 進行中のプロジェクトや業務の優先順位

ここを理解しておくと、「このタスクはすぐ戻るべきか、他の人に残すべきか」といった判断がしやすくなります。


「引き継ぎ内容のギャップ」を埋める質問を準備する

引き継ぎ資料はあっても、必ずしもすべてが最新とは限りません。
特に復帰時点で状況が変わっていることも多いので、「自分が知りたいこと」「気になること」をメモしておき、引き継いでくれたメンバーや上司に質問する場を設けるのがおすすめです。

  • どの業務は今誰が担当しているのか?
  • 途中で進め方が変わった業務はあるか?
  • 優先順位が変わったタスクは?

遠慮せずに「教えてほしい」と伝えることで、チームとのコミュニケーションも円滑になります。


「今すぐ必要な情報」と「後で読めばOK」を切り分ける

復帰直後は、全ての引き継ぎ資料に目を通そうとするとパンクしてしまいます。
ポイントは、「すぐに判断や行動が必要な業務」と「あとでじっくり理解すればいい業務」を分けることです。

  • 緊急度の高い業務:クライアント対応、期日が迫っているレポートなど
  • 優先度が低い業務:社内規程の改訂内容など、後からでもOKなもの

TODOリストや進捗シートを自分なりに作り直すのもおすすめです。


チームとの「小さな相談窓口」を作っておく

復帰後しばらくは、「何をどこまで聞いていいか分からない」ということもあります。
そんな時は、「すぐ相談できる人」「進捗を確認できる場」を明確にしておくことが大切です。

  • 上司との1on1を週1回入れておく
  • チームのSlackやチャットで質問専用のスレッドを作る
  • ちょっとした疑問もため込まずに話せる人を決めておく

小さなモヤモヤを溜めないことで、キャッチアップも安心して進められます。


自分の「働き方の条件」と照らし合わせる

育休前と違って、子どもの送迎や時短勤務など、働き方が変わっている人も多いはず。
引き継いだ業務が、現実的に無理なく回せるかどうかを確認し、必要なら調整をお願いすることも重要です。

  • この業務はフルタイム前提で組まれていないか?
  • 突発のお迎えで抜ける可能性がある場合の代替手段は?

ここを曖昧にすると、復帰後すぐに無理をしてしまい負担が増えます。


まとめ

育休明けの引き継ぎは、渡す側の丁寧さだけでなく、受け取る側の準備と進め方でスムーズさが大きく変わります。

  • まずは全体像を把握する
  • ギャップを質問で埋める
  • 緊急度でタスクを仕分ける
  • 相談の窓口を作る
  • 働き方の現実と照らし合わせて調整する

「戻ってきてよかった」と思える職場復帰の一歩として、ぜひ意識してみてください!
不安を減らしながら、新しいスタートを切りましょう!

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この記事を書いた人

国立大学の経済学部を卒業後、新卒で商社に入社し人事を担当。
その後、人材企業⇛コンサルティングファームにて一貫して人事に関わる業務をする傍らHikitsugi-assistを運営しています。

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