モームリが退職代行の利用実態をランキングで公開

退職代行サービス「モームリ」を運営するアルバトロス(東京都港区)は2025年2月18日、同サービスを最も多く利用された企業に関するデータを公開しました。企業名は明かされていませんが、業種別に利用回数をランキング形式で紹介しています。
モームリによると、退職代行が頻繁に利用される企業の特徴として「適切な引継ぎがなされていない」「本社の方針が現場に届いていない」という課題が浮き彫りになっています。職場環境の整備や、円滑な引継ぎの仕組みが不足していることが、従業員の退職を後押ししている可能性があります。
参照: モームリプラス
退職代行モームリの利用が多い企業ランキングトップ10

モームリが公表したランキングデータによると、最も多く利用された企業は人材派遣会社で、これまでに104回利用されました。続いて、コンビニチェーン(65回)、別の人材派遣会社(57回)がランクインしています。
参照: モームリプラス
モームリ被利用企業トップ10ランキング(2025年2月18日時点)
- 人材派遣会社(104回)
- コンビニチェーン(65回)
- 人材派遣会社(57回)
- 運送会社(55回)
- 自動車販売会社(49回)
- 人材派遣会社(48回)
- 運送会社(46回)
- 医療・福祉・教育関連サービス(46回)
- 食品製造・販売会社(45回)
- 人材派遣会社(41回)
ランキング上位10社はすべて従業員数が1,500人以上の企業であることが共通しており、モームリは「母数が大きいため利用回数が多くなる傾向がある」と分析しています。一方で、「本社の方針や管理が現場に十分に届いていないことが退職理由となるケースが目立つ」との見解を示しています。
これは、適切な引継ぎの仕組みが整っていないことが原因となっている可能性があります。特に人材派遣会社や運送会社など、業務の流動性が高い業種では、業務の引継ぎがスムーズに行われず、新しい環境に馴染むことが難しいことが退職の一因となっていると考えられます。
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参照: モームリプラス

ランキングの中で人材派遣会社の利用が突出
ランキングトップ40社のうち16社(全体の4割)を人材派遣会社が占めている点も注目されます。モームリによると、人材派遣会社の利用者の9割が派遣先企業で勤務する従業員であり、主な退職理由は「労働環境や人間関係」「退職時の強引な引き止め」などです。
モームリは、「雇用元(派遣元)と就業先(派遣先)が異なるため、労働環境の実態把握が難しいことや、派遣契約の関係で退職時の強引な引き止めが発生しやすい環境にある」と指摘しています。これは、労働環境の実態が現場で正しく共有されていないこと、そして引継ぎが不十分なまま人員が入れ替わることが原因のひとつと考えられます。
参照: モームリプラス
ランキングの中では複数回利用される企業も

調査では、モームリを複数回利用された企業が全体の9.8%(2667社/2万6952ユーザー)に上ることも明らかになりました。これは1つの企業で複数の従業員が退職代行を利用しているケースが一定数存在することを示唆しています。
退職代行で辞める従業員が発生すると、それを参考に退職代行で退職をする従業員がでてきている可能性もあるとあ考えられます。
企業の中には、引継ぎプロセスが確立されておらず、退職時の負担が大きいため、退職者が増えてしまうケースも考えられます。特にブラックボックス化された業務や、担当者が個別にノウハウを持っている環境では、引継ぎがスムーズに行われず、新しく入社した人も定着しにくいという悪循環が生じてしまいます。
参照: モームリプラス
退職代行モームリによる調査概要
この調査は、2022年3月15日~2025年1月31日の期間にモームリを利用した2万6952人を対象に実施されました。
参照: モームリプラス
モームリ公開ランキングまとめ
今回のランキングからは、特に人材派遣業界や運送業界、コンビニ業界などで退職代行の利用が多いことが浮き彫りとなりました。これらの業種では、適切な引継ぎの仕組みが整っていないことが、離職率の高さに影響している可能性が高いです。
企業が適切な引継ぎを行い、職場環境を改善することで、退職代行サービスの利用を減らし、従業員の定着率を向上させることができるでしょう。今後、企業側がどのように改善を進めるかが注目されます。
参照: モームリプラス
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