はじめに
いよいよ始まる「保育園生活」と「職場復帰」。
ダブルでの新スタートは、楽しみと同時に不安も多いものです。朝の準備、慣らし保育、子どもの体調、仕事への復帰…。何から手をつければよいのか、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、保育園入園と同時に職場復帰を迎える方に向けて、新生活をスムーズにスタートさせるための準備と心構えをご紹介します。少し先を見越して準備をしておくことで、不安はぐっと軽くなります。
保育園入園と職場復帰、同時スタートの大変さとは
育児と仕事、それぞれが大きなテーマであるにもかかわらず、それを同時に始めることになるのが「育休明けの4月」です。以下のような変化が一気に訪れます。
- 子どもにとっての環境の変化
初めての保育園、慣れない先生やお友達、知らない空間。不安で泣いてしまったり、夜泣きが増えたりすることもあります。 - 親にとっての生活リズムの変化
これまでの生活ペースが一変し、時間に追われる日々へ。特に朝の準備と送り出しはバタバタになりがちです。 - 職場の期待と現実のギャップ
「フルパワーで戻ってきてくれるはず」と周囲に思われてしまいがちですが、実際には時短勤務や体調不良による呼び出しもあり、フル稼働できるとは限りません。
だからこそ、「完璧にこなす」よりも「うまく滑り出す」ことを意識することが大切です。
スムーズなスタートのためにやっておきたい5つの準備
1. 慣らし保育のスケジュールを事前に職場と共有する
保育園によっては、慣らし保育が1〜2週間かかることもあります。最初は午前中のみの預かりで、徐々に延ばしていく形が一般的です。
この期間は通常勤務が難しいため、あらかじめ上司や人事とスケジュールを共有しておくことが重要です。「○日までは午前のみ」「この週からは通常勤務予定」といった見通しを伝えておくと、職場の理解が得られやすくなります。
2. 引き継ぎ資料を整理して、スムーズに復職できる状態にする
復職直後に「何をどこまで自分が担当していたか思い出せない…」という事態を避けるために、育休前の引き継ぎ内容を自分でも把握できるようにまとめておくことをおすすめします。
- 育休前に担当していた業務のリスト
- 進行中プロジェクトの状態や担当者
- マニュアルやチェックリストの最新版
- 復職後に引き継ぐ予定の業務がある場合は、その準備状況
属人化しがちな業務は、メモや共有ファイルにまとめておくと、復帰後の引継ぎや再キャッチアップもスムーズになります。引継ぎの見える化は、自分の安心材料にもなりますし、職場全体にも好影響をもたらします。
3. 家族・パートナーと役割分担を話し合っておく
職場復帰後は、家事・育児・仕事のすべてを一人で担うことは難しくなります。だからこそ、家庭内での役割分担の見直しは欠かせません。
- 朝の送り迎えはどちらが担当するのか
- 子どもが体調を崩した場合の対応(交代制など)
- 平日の夕飯やお風呂の担当をどうするか
具体的なシミュレーションをしておくと、「まさか今日に限って残業…!」というときにも慌てず対応できます。
4. 病児対応や送迎トラブル時の代替手段を用意しておく
子どもは保育園に入った直後、風邪をひきやすくなります。また、急な発熱や転倒などで「急いで迎えにきてください」と連絡が来ることも。
そのようなときのために、
- 病児保育の登録を済ませておく
- 祖父母や近所の支援者と緊急時の連絡体制を整えておく
- パートナーや職場と「呼び出し対応の当番制」を検討する
といった準備をしておくと、焦らず対応できるようになります。
5. 復職後の目標は“100点”でなく“合格ライン”で設定する
仕事も育児も全力で取り組みたい気持ちは自然ですが、復職直後から100点を目指す必要はありません。
- 仕事の成果よりも、出社ペースを安定させる
- 少しずつ業務の感覚を取り戻す
- 焦らず、優先順位をつけて取り組む
周囲との比較ではなく、「昨日よりうまくできた」「今日は最後まで笑顔で過ごせた」など、小さな達成感を大事にしましょう。

心構え:完璧を目指さず、できたことを認めよう
新生活のスタートは、誰にとっても慣れないことばかりです。毎日がバタバタして、自分の不甲斐なさに落ち込むこともあるかもしれません。
でも、完璧でなくて当たり前です。むしろ、「どうにか今日もやりきった自分」を認めてあげてください。
- 子どもが泣いても、それでも預けて出勤できた
- 仕事のキャッチアップが少しできた
- パートナーと家事分担がうまくいった
そんな小さな「できた」が積み重なれば、いつしかそれが日常になります。
おわりに
保育園生活と職場復帰を同時に始めるのは、心も体も負担が大きい時期です。しかし、少しずつ準備を重ね、支えてくれる人と協力しながら歩んでいけば、無理なく「ふつうの毎日」が築けるようになります。
大事なのは「すべてを完璧にこなすこと」ではなく、一歩ずつ、自分のペースで前に進むことです。新しい生活が、あなたとご家族にとって実りある時間になりますように。
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