育休明けこそチャンス!引き継ぎ内容を見直して業務改善する方法

目次

はじめに

育休からの職場復帰は、「ブランクがある分、ちゃんとついていけるかな…」と不安になる人が多いものです。

でも、実はこのタイミングこそが業務を見直して改善する最大のチャンスでもあります。

なぜなら、長期の休暇によって自分が“当たり前”だと思っていた業務の進め方を、一歩引いて客観的に見直せるからです。

この記事では、育休明けの引き継ぎを「ただ受け取るだけ」で終わらせず、チームの仕事をアップデートする視点で活かす方法を紹介します。


「育休明けの引き継ぎ」は宝の山

復帰すると、多くの人が前任者や代行者が残してくれた引き継ぎ資料を受け取ります。

そこには、自分が抜けている間にチームが試行錯誤した成果や、運用で生まれた新しいノウハウが詰まっていることも。

つまり、「何をどう引き継いだか」は、業務改善のヒントそのものなんです。


1. 引き継ぎ資料を「現状分析シート」として読み込む

引き継ぎ資料を読むときのポイントは、単に「理解する」ではなく、「どこが変わったか・残すべきか」を意識すること。

チェックする視点:

  • 自分が担当していたころより効率化された点はあるか?
  • 逆に、手間が増えている作業はないか?
  • トラブルやムダな確認が減っているか?

「このフローは前より回しやすくなってる!」と気づけば、それは改善の成果。
一方で「ここは二度手間になってるな」と思えば、やり方を整理するチャンスです。


2. 「一度離れた自分」だから気づけるムダを洗い出す

人は同じ仕事を長く続けていると、ムダが当たり前化してしまいがちです。

でも、育休というブランクがあると、復帰後はちょっとした違和感に敏感になります。

  • 「このエクセル、まだ手作業でやってるの?」
  • 「承認フローが複雑すぎない?」
  • 「この連絡は毎回いるの?」

こうした“復帰直後の違和感”は、業務改善のヒント。
忘れないうちにメモしておいて、後でチームと話し合いましょう。


3. 代行してくれた人の“気づき”を聞き出す

自分の業務を代わりに回してくれた同僚は、普段は気づけない問題点を知っている貴重な存在です。

例えば:

  • 「何がやりにくかったですか?」
  • 「こうしたらもっと良かったと思う点は?」
  • 「他の業務と二重対応になっていませんでしたか?」

こうしてリアルな声を集めると、自分だけでは見えなかった改善点が見つかります。


4. 改善案を「自分だけ」で止めない

見つけた改善点は、必ずチームに共有しましょう。

育休復帰直後は「余計なことを言って迷惑かも…」と遠慮しがちですが、復帰者だからこそ気づける観点は、チームにとっても価値ある意見です。

  • 朝会で「こういう改善案が浮かびました」と話す
  • 上司との1on1で提案してみる
  • すぐに変えられなくても、次の仕組み見直しの参考にしてもらう

これだけでも、引き継ぎが「過去を戻す作業」ではなく、「より良い形にアップデートする機会」になります。


5. 「すぐできる小改善」から始める

大きな業務改善は時間も根回しも必要です。

でも、復帰したばかりの時期は、まずはすぐできる“小さな改善”を進めるだけでも十分です。

  • 定型メールをテンプレート化する
  • 無駄なExcel手入力を関数化する
  • 「誰が何を見ているか分かりづらい」資料をフォルダ整理する

小さな改善の積み重ねが、忙しい育児と仕事の両立を支えてくれます。


まとめ

育休明けの引き継ぎは、ただ「戻す」だけの作業ではなく、今の仕事をもっとラクに・良くするチャンスです。

  • 代行してくれた人の気づきを取り入れる
  • 休んだことで見えた“ムダ”を捨てる
  • 小さな改善から試してみる

「新しい働き方に合わせて、仕事も変えていこう!」

そんな前向きなリスタートを切れたら、育休明けはきっと怖くありません。

一歩ずつ、少しずつでも大丈夫。
「戻る」じゃなく「進化する」復帰を目指して、引き継ぎを味方にしてください!

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この記事を書いた人

国立大学の経済学部を卒業後、新卒で商社に入社し人事を担当。
その後、人材企業⇛コンサルティングファームにて一貫して人事に関わる業務をする傍らHikitsugi-assistを運営しています。

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