【退職後の年金手続きはこれで迷わない!】20代が押さえるべき国民年金への切り替えとは

目次

はじめに

「退職したら健康保険は切り替えるのに、年金は何もしなくていいの?」
実はこれ、意外と見落とされがちな大事なポイント!
特に20代は年金の仕組みに馴染みがなく、「どうせ老後の話だから後回しでいいや」と考えてしまいがちです。

でも…退職して厚生年金の資格がなくなると、国民年金に自分で切り替える手続きが必要になります。
放置すると未納期間が発生して、将来の年金額に影響が出るだけでなく、追納の手間や延滞金がかかる可能性も!

この記事では、
✅ なぜ切り替えが必要なのか
✅ 何をいつまでにすればいいのか
✅ 免除制度・猶予制度の活用法
をわかりやすく解説します。

✅ 退職準備は 「引き継ぎ」や「有給消化」だけじゃなく、こうした公的手続きも一緒に進めておく ことが大切です。


退職すると年金はどうなるの?


会社員のとき、私たちは毎月給与から厚生年金が天引きされていました。
これは「第2号被保険者」という区分になります。
でも退職すると、この資格がなくなり自動的に厚生年金から外れます。

20〜60歳の人は必ずどこかの年金制度に加入するのが義務!

だから退職したら、
自分で国民年金(第1号被保険者)に切り替える
必要があるんです。


【イメージ例】学生時代を思い出そう!

20歳になったとき、学生のときに「国民年金に入ってください」と通知が来たのを覚えてますか?
それと同じ状態に戻るイメージです。
会社を辞めたら、自分で保険料を払うか、条件によっては免除を申請する形になります。


どこで手続きする?期限は?


✅ 手続きする場所

居住地の 市区町村役所(役場) の国民年金窓口で行います。


✅ いつまでに?

退職日の翌日から14日以内 が原則です。
ただ、もし忘れても未納扱いになるだけなので、
「遡って加入+追納」という流れになります(延滞金がかかる場合あり)。


【Q&A】転職がすぐ決まっている場合は?

例えば1カ月後に次の会社に入社する場合でも、
空白期間があるなら 国民年金に一度切り替えるのが原則 です。
放置すると未納になり、年金記録が欠落するので注意!


必要書類は何がいる?


【基本セット】

年金手帳 or 基礎年金番号通知書
(年金番号がわかればOK!)

離職票 or 退職証明書
(退職日がわかるもの)

マイナンバーカード or 身分証明書

印鑑(必要な自治体もあり)


【役所あるある】

「離職票がまだ届かない!」という場合でも、
会社から資格喪失証明書など退職日がわかる書類があれば大丈夫。
念のため役所に確認しておくと安心です。


放置するとどうなる?未納のリスク


✅ 国民年金に切り替えないと、その期間は未納扱いになります。
未納があると、将来の年金受給額に影響が出るだけでなく、場合によっては「全く年金をもらえない」という事態になる人も!

退職前後は引き継ぎ作業や最終出社の準備でバタバタしがちで、健康保険の切替は意識できても 年金の手続きだけは抜けがち
だからこそ「公的手続きも引き継ぎ準備の一部」と思って、有給消化中など時間のあるうちに済ませておくのがおすすめです。


【例】未納1年分でどうなる?

20歳から40年間フルで払った場合と、
1年間未納があった場合を比べると…
老後の年金額が数万円単位で減ることもあります。

さらに未納のまま放置すると、保険料の督促状が届いて、
延滞金付きで追納を求められるケースも。
だから「めんどくさいから放置」は絶対NGです!


【最新】オンライン手続きもできる!


最近は マイナポータル から電子申請も可能です。
✅ マイナンバーカード
✅ パソコン or スマホ(マイナポータル対応)
があれば、役所に行かずに済ませられます。


▶ オンライン手続きの流れ

  1. マイナポータルにログイン
  2. 「国民年金の種別変更」手続きを選択
  3. 必要情報を入力
  4. 退職日がわかる画像をアップロード(離職票など)
  5. 電子署名して提出

役所が処理したら結果がマイナポータルに届きます。


【メリット】

  • 平日昼間に役所に行けない人におすすめ!
  • 20代の若い世代でも簡単にできる!

収入がない・少ない人向けの免除制度


20代の退職後は「しばらく無職だから払えないかも…」という人も多いはず。

国民年金保険料免除申請

前年所得が一定以下なら保険料を全額または一部免除してもらえます。

納付猶予制度

30歳未満なら「今は払えないけど、将来収入ができたときに追納する」方法も。

学生納付特例制度

大学院進学などで学生になる場合は、学生特例も使えます。


【Q&A】免除って損じゃないの?

免除期間は「未納」とは違い、年金加入期間にはカウントされます
将来の受給額は多少減りますが、未納にするより100倍マシ!
条件に該当する人は、必ず役所に相談しましょう。


【手続きシミュレーション】窓口の流れ


  1. 役所の年金窓口へ
  2. 「退職したので国民年金に切り替えたい」と伝える
  3. 必要書類を提出する
  4. 申請書に記入(職員が一緒に確認してくれる)
  5. 免除や猶予を希望する場合は相談する
  6. 手続き完了!

【体験談】20代で切り替え忘れて大慌て


「初めて退職したとき、健康保険は国保にしたのに年金は何もしなかったんです。
数カ月後に未納の通知が来て慌てて役所に行く羽目に…。
しかも延滞金もついてて、ちゃんと手続きしとけばよかったと後悔しました。」


【よくある質問Q&A】


Q. 次の会社にすぐ転職したら手続きは必要?

空白期間が1日でもある場合は基本的に必要です。
すぐ入社する場合は、会社が厚生年金を手続きしてくれるので不要。


Q. 未納分は後から追納できる?

できます!
ただし 2年以内 という期限があるので注意。


Q. 免除制度の申請もオンラインでできる?

自治体によって対応状況が違うので、役所の公式サイトで確認してください。


【まとめ】退職後の年金は“放置”が一番損!


✅ 退職したら厚生年金の資格は自動で失効する
✅ 国民年金へ切り替えないと未納扱い
✅ 放置すると年金額が減る&追納が必要に
✅ 収入が少ない人は免除や猶予制度を必ず活用!

退職準備は引き継ぎ資料の整理だけでなく、公的手続きの漏れ防止もセットで進めるのが鉄則です。
未来の自分が困らないように、今のうちにやっておきましょう!

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この記事を書いた人

国立大学の経済学部を卒業後、新卒で商社に入社し人事を担当。
その後、人材企業⇛コンサルティングファームにて一貫して人事に関わる業務をする傍らHikitsugi-assistを運営しています。

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