新卒社員がやっておくべき“引継ぎノート”の書き方|半年後の自分を助ける整理術

新卒として働き始めると、毎日が初めての連続です。中でも「引継ぎ」は、業務のやり方や考え方を学ぶ大切な機会。でも、ただ話を聞くだけでは、すぐに忘れてしまいます。

「何をどうメモすればいいか分からない」「聞いたけど、あとで見返しても意味が分からなかった」——そんな声は、新卒に限らず多くの人が経験していることです。

本記事では、新卒が“未来の自分”を助けるために、今から実践できる「引継ぎノート」の作り方を解説します。ポイントは、“あとで読み返すことを前提にする”こと。自分だけでなく、後輩にも役立つノートを目指しましょう。

目次

なぜ引継ぎノートが必要なのか

新卒にとっての引継ぎは、単なるマニュアルの受け取りではなく、“暗黙知”を学ぶチャンスです。先輩の話には、マニュアルには載っていない実践的なコツや判断の基準が詰まっています。

でも、1回の説明で全部を理解するのは難しく、メモを取っていても後で「何の話だったっけ?」と混乱することも。

だからこそ、「自分が理解しやすいように整理されたノート」を作っておくことが、のちの自分を大きく助けてくれます。

引継ぎノートを書くときのポイント

1. 情報を“分類”しておく

メモを時系列でただ書くだけでは、あとから見返しづらくなります。 以下のようなカテゴリを決めておくと便利です:

  • 業務フロー(手順や流れ)
  • 注意点(ミスしやすいポイント)
  • 関係者・依頼先(名前・連絡方法)
  • 使用ツールやシステム(ログイン方法、使い方)
  • よくある質問(過去に起きたトラブルなど)

それぞれの項目ごとに色分けしたり、付箋で仕分けすると、視覚的にも整理しやすくなります。

2. マニュアルと実務の“ズレ”を記録する

先輩から「マニュアルではこうなってるけど、実際はこうやってる」と言われることがあります。 この“マニュアル外の現場ルール”こそが、引継ぎノートの価値です。

メモ例:

  • マニュアル:FAX送付後に電話連絡
  • 実際:電話は不要(●●部はFAXを確認している)

現実とのギャップは、早く業務に馴染むためのヒントになります。

3. 自分の言葉で“翻訳”する

聞いたままを書き写すのではなく、「自分が理解できる言葉」に置き換えておきましょう。 たとえば、

  • NG:「納品処理の後、インボイスを発行」
  • OK:「商品を送ったら、請求書を出す(インボイス=請求書)」

意味をちゃんと理解してから、ノートにまとめ直すことで、記憶にも残りやすくなります。

4. 質問と答えもセットで書く

「質問したけど、また同じこと聞いてしまった…」というのはよくあること。だからこそ、聞いた内容は「Q&A形式」でまとめると効果的です。

例:

  • Q:このデータはどのタイミングで更新する?
  • A:毎週月曜の朝、前週分を入力する

他の人にも共有できる形になっていれば、周囲からも頼られる存在になれます。

5. “未来の自分”に向けて書く

書きながら「これは後から読んで分かるかな?」「一ヶ月後の自分が見ても理解できるかな?」と自問自答しましょう。 ノートは“今のメモ”ではなく、“あとで読む説明書”です。箇条書きでも構いませんが、抜けやすい補足は文章で補いましょう。

新卒社員が引継ぎをちゃんとしないとどうなるか

「まだ新卒だから仕方ない」と思っていない?

新卒で入社したばかりの頃、「まだ右も左も分からないし、引継ぎは適当でも仕方ない」と考えてしまうのは自然なことかもしれません。特に近年ではリモート勤務が増え、対面での指導やOJTが減っているため、つい“分からないまま何となく進めてしまう”こともあるでしょう。

リモート勤務の落とし穴

しかし、その小さな積み重ねが後々大きな差となって表れます。

たとえば、ある新卒社員は、リモートだからという理由で引継ぎノートをきちんと取らず、業務の内容を「なんとなく」で覚えていました。最初の3ヶ月はなんとか乗り切れたものの、半年が経った頃には「どうしてそんな基本的なことも分かってないの?」と言われる場面が増え、ついには“頼れない人”“できない社員”という評価を受けてしまいました。

半年で“できない人”認定される現実

最初は誰でも不慣れです。でも、メモも取らず、引継ぎ内容を整理しなければ、数ヶ月後に「まだそれ分かってないの?」と言われるのは当然の流れです。

この時期に「理解できていない=成長していない」と評価されてしまうと、挽回するのが難しくなることもあります。

“ノートを取るだけ”で信頼される人もいる

一方で、同じチームの別の新卒は、自分なりに引継ぎノートをまとめ、分からないことをQ&Aで整理していました。業務でミスが起きても、ノートを見て振り返り、次に活かすことができていたため、結果として「自走できる」「吸収が早い」と評価されていったのです。

新卒の評価は、“分かっているか”よりも“分かろうとしているか”で決まる場面が少なくありません。引継ぎノートの蓄積は、あなたの努力の証そのもの。見返すことで自信にもなり、周囲からの信頼にもつながります。### 「まだ新卒だから仕方ない」と思っていない?

新卒で入社したばかりの頃、「まだ右も左も分からないし、引継ぎは適当でも仕方ない」と考えてしまうのは自然なことかもしれません。特に近年ではリモート勤務が増え、対面での指導やOJTが減っているため、つい“分からないまま何となく進めてしまう”こともあるでしょう。

リモート勤務の落とし穴

しかし、その小さな積み重ねが後々大きな差となって表れます。

たとえば、ある新卒社員は、リモートだからという理由で引継ぎノートをきちんと取らず、業務の内容を「なんとなく」で覚えていました。最初の3ヶ月はなんとか乗り切れたものの、半年が経った頃には「どうしてそんな基本的なことも分かってないの?」と言われる場面が増え、ついには“頼れない人”“できない社員”という評価を受けてしまいました。

ノートにしてよかった実例

ある新卒社員は、入社後に引き継いだ業務のノートを整理してチーム内で共有したところ、「これ、全員に配ろう」と言われ、結果的に社内の“新しいマニュアル”として活用されるようになったそうです。

このように、きちんと整理された引継ぎノートは、あなた自身の理解だけでなく、周囲の信頼にもつながる資産になります。

まとめ

引継ぎノートは、単なるメモではなく“仕事の地図”です。 新卒のうちから意識してノートを整えておくことで、業務理解が深まるだけでなく、チーム内での信頼も高まります。

「あとで誰かが読んでもわかるように書く」。このひと手間が、あなた自身を助け、将来のあなたを支えてくれる大きな武器になります。

さあ、今日のメモを少しだけ丁寧に。未来の自分にバトンを渡す気持ちで、引継ぎノートを始めてみましょう。

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この記事を書いた人

国立大学の経済学部を卒業後、新卒で商社に入社し人事を担当。
その後、人材企業⇛コンサルティングファームにて一貫して人事に関わる業務をする傍らHikitsugi-assistを運営しています。

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