新卒として入社して間もない頃、期待していた「業務の引継ぎ」が思うように受けられない。そんな悩みを抱えていませんか?
- 「先輩が忙しそうで声をかけづらい」
- 「マニュアルだけ渡されて『あとは読んで』と言われた」
- 「説明が飛び飛びで、全体像が見えない」
これらは決してレアなケースではなく、多くの新卒が経験する“引継ぎされない問題”です。
この記事では、そんな状況に置かれたときに新卒が取るべき行動や、心がけておきたい考え方を解説します。受け身で終わらない、主体的な一歩を踏み出すヒントになれば幸いです。


なぜ引継ぎされないのか?よくある背景
まず、先輩が意地悪で引継ぎをしないということは稀です。多くの場合、以下のような背景があります。
- 先輩自身が多忙で、教える時間が取れない
- 引継ぎの準備が不十分なまま業務が回っている
- 「これくらい自分で調べてね」という文化がある
- 教えるのが苦手、あるいは“教えること自体”が業務に含まれていない
つまり、「教えてもらえるのが当然」という前提が通用しない現場も多いのです。そんなとき、ただ待っているだけでは時間だけが過ぎてしまいます。
対処法1:業務の“全体像”を自分でつかみにいく
断片的な情報しか得られないときは、まず全体の流れを自分なりに仮説を立てて組み立ててみましょう。
- 「誰が」「何を」「いつまでに」「どんな目的で」やっているのか
- 自分の役割はその中のどこにあるのか
これを紙に書き出すだけでも、質問すべきポイントが見えてきます。「このあたりの流れ、合ってますか?」と確認する形で話を切り出すと、忙しい先輩も対応しやすくなります。
対処法2:マニュアルは“補足メモ”とセットで読む
マニュアルだけ渡されると、「これで本当に分かるの?」と不安になりますよね。そんなときは、読みながら自分の言葉で補足メモをつけましょう。
- 分からない用語には印をつけて後で調べる
- 実際の画面や操作と照らし合わせる
- 手順ごとに「なぜこれをやるのか?」をメモしておく
マニュアルは万能ではありませんが、メモを加えることで“使える資料”に変えることができます。
対処法3:先輩との接点を「短く」「具体的に」作る
先輩が忙しそうでも、まったく話しかけないのは逆効果です。時間がない人ほど、「要点を絞って聞く」ことが重要になります。
- 「2点だけ質問してもよいですか?」
- 「この操作、合っているか30秒だけ見てもらえませんか?」
など、短時間で済む内容からお願いしましょう。一度でも助けてもらえると、次の相談もしやすくなります。
対処法4:同じチームの別の人に“聞き役”を探す
直属の先輩が忙しい場合、同じチームや近くにいる他の社員に「こういうことを聞きたいのですが、相談してもいいですか?」と声をかけてみましょう。
意外と「自分もそうだったよ」と親身になってくれる人は多いですし、違う角度から説明してくれることで理解が深まることもあります。
対処法5:1日の終わりに「振り返りメモ」を書く
誰からも十分な引継ぎを受けられていない時期ほど、自分の学びを整理することが大切です。
- 今日やったこと
- わからなかったこと
- 明日確認したいこと
この3点をメモするだけで、翌日の行動が変わります。業務が少しずつでも自分の中に積み上がっていく実感を持てるようになります。
“何もしない”ことが一番のリスク
新卒で業務を放置してしまうと、「やる気がない」「自分で考えない人」と見られてしまう恐れがあります。
引継ぎが不十分なのは、あなたのせいではありません。でも、その状況で“何もしない”という選択は、後から自分を苦しめてしまいます。
大事なのは、「分からないけど、分かろうとしている」姿勢を見せること。自分からアクションを起こす人は、必ず誰かが助けてくれます。


まとめ
引継ぎされないという状況に直面したとき、新卒にとっては不安とストレスが大きいものです。でも、それをきっかけに「自分で学ぶ力」や「質問力」を育てるチャンスでもあります。
- 全体像を自分で描く
- マニュアルに補足を加える
- 忙しい先輩には短く要点を伝える
- 他の先輩にも相談する
- 日々のメモを習慣にする
この積み重ねが、あなたの自信と成長につながります。引継ぎがなくても、前に進む力を身につけていきましょう。

📌関連記事


