「何を聞けばいいか分からない」新卒社員が最初に覚える“質問の5つの型”を紹介

新卒として社会人の一歩を踏み出すとき、多くの人が最初にぶつかる壁があります。それが「何を聞けばいいか分からない問題」です。

先輩からの引継ぎの場面で、「分からないことあったら聞いてね」と言われたものの、そもそも“何が分かっていないか分からない”状態。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

本記事では、引継ぎを受ける新卒社員が覚えておきたい“質問の型”を紹介します。ただ漠然と「大丈夫です」と言ってしまう前に、どんな聞き方をすれば相手の時間を無駄にせず、理解も深められるのかを具体的に解説します。

目次

なぜ「何を聞けばいいか分からない」のか?

新卒の多くは、学生時代にはなかった“曖昧な状況”に戸惑います。マニュアルがあっても「とりあえず読んでおいて」と言われるだけ。業務の全体像がつかめないまま、細かい作業に入ってしまうと、自分の位置づけが分からず混乱します。

このとき、頭の中では次のような状態になっています:

  • 「聞きたいことはあるけど、そもそも何が正解か分からない」
  • 「こんな初歩的なこと、聞いたら失礼かな?」
  • 「先輩忙しそうだし、今聞いていいのか分からない」

つまり、知識不足というより、“質問の整理ができていない”のが原因です。

質問には「型」がある

質問が苦手な人の多くは、「完璧に理解しないと聞いてはいけない」と思い込んでいます。でも、社会では“途中経過を伝える質問”の方がむしろ歓迎されます。

そこで覚えておきたいのが、以下のような「質問の型」です。

型1:今の理解を伝える+確認する

「今教えていただいた内容は、〇〇という理解で合っていますか?」

この型は、聞き返しではなく「確認」の形式なので、先輩も説明しやすくなります。間違っていても訂正してもらえるので、安心です。

型2:目的を添える質問

「この作業の目的は、どのようなことですか?」

単なる手順ではなく“なぜやるのか”を理解すると、他の業務とのつながりも見えてきます。応用力もつきやすくなります。

型3:仮説を立てて聞く

「こういう流れかと思ったのですが、どこか抜けている点ありますか?」

“質問の前に少し考えた跡”があると、相手はあなたの理解度を把握しやすくなります。単なる「どうすればいいですか?」より、受け手の印象が良いです。

型4:過去の事例を尋ねる

「この対応って、過去にはどう処理されていましたか?」

実務は状況によって変わることも多いので、マニュアルだけでは分からない部分があります。実例ベースで質問すると、具体性が増して理解しやすくなります。

型5:優先順位を聞く

「このあとすぐにやるべきなのは、どの作業ですか?」

新卒が陥りがちなのが、「全部やらなきゃ」と思ってパンクすること。優先順位を聞いておくと、今やるべきことに集中できます。

使ってはいけない質問の例

逆に、避けた方がいい質問もあります。

  • 「え、これ何ですか?」(唐突すぎて文脈が不明)
  • 「全部教えてください」(相手に負荷がかかりすぎる)
  • 「なんでもいいです」(やる気がないように見える)

質問は“相手との対話”です。こちらが整理された聞き方をすれば、相手も親身に答えてくれます。

新卒にとっての「質問」は最強の武器

引継ぎの場面では、質問できるかどうかで成長のスピードが大きく変わります。

新卒のうちは、「知らないことが恥ずかしい」と感じがちですが、実際には「聞ける人」が信頼されます。

最後に、自分の中で質問のテンプレートを持っておくと、引継ぎ以外の場面でも役立ちます。質問は、相手との関係を築く第一歩。勇気を出して、まずはひとつ聞いてみましょう。

あなたの「それ、どういう意味ですか?」が、仕事の世界を広げるきっかけになります。

📌関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

国立大学の経済学部を卒業後、新卒で商社に入社し人事を担当。
その後、人材企業⇛コンサルティングファームにて一貫して人事に関わる業務をする傍らHikitsugi-assistを運営しています。

目次