【再就職まで少し間をあける方向け!】退職後にやるべきことチェックリスト|失業保険・社会保険・税金まとめ

目次

はじめに

「退職はしたけど、すぐに次の会社に入るわけじゃない…」
「ちょっと休んでから転職したいけど、保険とか税金とか何をどうしたらいいか分からない!」

有給消化後にブランク期間がある場合、手続きが一気に“自己責任”になるので、何をいつまでにやればいいのか不安な人は多いです。

✅ 退職時の引き継ぎ準備と一緒に、こうした 失業保険・健康保険・年金・税金 も「やるべきことリスト」に入れておくと、後で慌てずに済みます。

この記事では、再就職までに数カ月空くケースを想定して20代後半でも分かりやすいように、退職前の準備 → 退職後すぐ → ブランク期間中 と時系列でやるべきことを整理しました!


【退職前】有給消化期間中に準備しておくこと


✅ 会社から受け取るべき書類をリストアップ

退職後の手続きは 「書類待ち」 で止まることが多いです。
有給消化に入る前に必ず担当者に確認しておきましょう!

  • 離職票:失業保険の手続きに必要(通常は退職後1〜2週間で郵送)
  • 雇用保険被保険者証:ハローワークに提出
  • 源泉徴収票:年末調整や確定申告で使う
  • 資格喪失証明書:健康保険・年金の切替で必要

✅ ハローワークでの失業保険の流れを下調べ

退職後、有給消化が終わったらすぐ失業保険の手続きができるように
ハローワークの場所や必要書類、初回説明会の日程などを有給中に調べておくと安心です。


✅ 引き継ぎ準備と一緒に進めるのがコツ!

「書類は総務に頼んだら送ってくれるだろう」と思っても、
退職後に連絡がつきにくくなることも。
引き継ぎ最終打合せのときに、書類の発送タイミングまでしっかり確認しておきましょう。


【退職後すぐ】やるべきこと① 失業保険の手続き


✅ 失業保険の基本

会社都合退職でない限り、20代の多くは自己都合退職です。
この場合、待機期間7日+給付制限3カ月があるので
退職後すぐ申請しても、実際の給付開始は少し先です。


✅ いつから手続きできる?

有給消化終了後=退職日の翌日から待期期間のカウントが始まります。
在職中は失業状態に該当しないので、ハローワークへは
有給消化終了後に行く のが正解です!


✅ どこで手続きする?

居住地を管轄するハローワークへ行き、

  • 離職票(原本)
  • 雇用保険被保険者証
  • マイナンバーカード
  • 印鑑
  • 証明写真
    などを提出します。

✅ 失業保険の流れ

  1. 離職票が届いたらすぐハローワークへ
  2. 初回の説明会(雇用保険受給説明会)に参加
  3. 求職活動を続けながら給付を待つ
  4. 給付制限が明けたら振り込み開始!

【退職後すぐ】やるべきこと② 健康保険の切替


会社の健康保険資格は退職日の翌日で失効します。
無保険状態を防ぐために14日以内にどちらかを選びます。

任意継続被保険者

  • 前職の健保組合に最長2年まで加入OK
  • 退職日の翌日から20日以内に申請が必要
  • 保険料は全額自己負担になるので負担は約2倍

国民健康保険(国保)

  • 居住地の市区町村役所で加入手続きをする
  • 前年所得で保険料が決まるので、収入が低い人は国保の方が安いケースも
  • 退職日の翌日から14日以内に手続きを!

▶ 有給中に資格喪失証明書をもらうのを忘れずに!

これがないと国保の切替で役所の窓口で足止めされます。


【退職後すぐ】やるべきこと③ 国民年金の切替


厚生年金から外れたら、自動では国民年金に切り替わりません!
✅ 居住地の市区町村役所で
✅ 退職日の翌日から14日以内に
「第2号被保険者 → 第1号被保険者」に種別変更を申請します。


▶ 無収入の人は免除・猶予制度を活用

  • 所得がない場合は全額免除や一部免除が可能
  • 30歳未満なら「納付猶予制度」が使える
  • 学生なら「学生納付特例」

【退職後すぐ】やるべきこと④ 住民税の確認


意外と盲点になるのが住民税です。
✅ 住民税は前年の所得に対して課税されるので、ブランクがあっても必ず支払い義務があります。


▶ 住民税の納付方法は?

  • 最終給与でまとめて天引きされる(特別徴収)
  • まとめ天引きでない場合は、退職後に「普通徴収」に切り替わり、市区町村から納付書が送られてくる

▶ よくある勘違い

退職後しばらくしてから「いきなり10万円超えの納付書が届いてビックリ!」
という声も多いです。
金額は前年収入ベースなので、退職後無収入でも課税はなくなりません。


【ブランク期間中】追加でやっておくと安心なこと


✅ スキルアップ&求職活動の準備

失業保険を受給中は原則として「求職活動をしている」ことが条件です。
空白期間を活かして資格取得の勉強をしたり、転職サイトに登録しておくとスムーズです。


✅ 失業保険の受給資格に影響する副業に注意!

「在宅バイトで少し稼ぐ」場合も、条件によっては失業状態とみなされなくなることがあります。
受給前に必ずハローワークに確認しましょう。


✅ 税金まわりの再確認

退職年度の翌年1月以降に収入が発生したら、確定申告が必要な場合も。
特にフリーランス転向予定の人は住民税・国民健康保険料が翌年以降もかかるので、
納付スケジュールをメモしておくと安心です。


【全部まとめ】ブランク期間がある人のやることチェックリスト


✅ 有給消化中

  • 退職書類(離職票・源泉徴収票)を必ずもらう
  • ハローワークの流れを下調べする

✅ 退職後すぐ

  • 失業保険の申請(ハローワーク)
  • 健康保険切替(任意継続 or 国保)
  • 国民年金の切替
  • 住民税の納付方法を確認

✅ ブランク中

  • 求職活動の証拠を残す
  • 副業するときはハローワークへ確認
  • 年金免除・猶予制度を活用
  • 翌年の住民税&確定申告に備える

【まとめ】引き継ぎ+手続きで安心ブランク生活!


✅ 退職後の手続きは全て自分で進める必要あり!
✅ 有給消化中のうちに書類を揃えておくのがコツ
✅ 引き継ぎ準備と一緒に「保険・年金・税金」の段取りもToDoに入れよう
✅ ブランク期間を安心して過ごすために、漏れなく進めよう!

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この記事を書いた人

国立大学の経済学部を卒業後、新卒で商社に入社し人事を担当。
その後、人材企業⇛コンサルティングファームにて一貫して人事に関わる業務をする傍らHikitsugi-assistを運営しています。

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